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シャルガオ④島のおいしいイタリアン/そして旅の終わり


その日の夕飯は、昨日話した日本人夫婦がおすすめしていたイタリアンへ行ってみることに。

名前も曖昧で、でも宿のスタッフに聞いて見たら有名なところみたいだったので、写真を頼りに行ってみる事に。

外に出て、とりあえずここを知っているバイクタクシーを探そうと思いながら周りを散歩。


お土産屋さん。
観光客向けでなかなかお高め。
セブに戻ってから見たけれど、ちょうどシャルガオ特集してた最新号のセブのフリーペーパーのセブポットで、これが表紙になってた。



その後、何人かバイクタクシーの人達に聞いてみたけれど、私の目的地のイタリアンを知ってる人がおらず、何人目かで知ってると言うので乗ってったら全然場所分かってなくて、訳わかんないとこまで行ったり、何故か元の宿の近くまで戻ってきたり。(フィリピンあるある)

結局、道にいた欧米人のカップルが教えてくれて、何とか到着。


どうやらここは「Kermit」というゲストハウスと併設のレストランらしい。
混んでいて30分待って、席につけたのは21時。

壁が黒板になっていて、このお店のメニューだとか、このゲストハウスで出来るアクティビティの紹介だとか、いろいろな情報が書いてある。
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その中に、"PEOPLE IN A HURRY ARE STILL NOT ALLOWED" という文字も。素敵。


一番人気は実はパスタとの事だったけれど、ここを教えてくれたご夫婦におすすめされたピザを食べる気満々で来たので、予定通りピザを食べることに。


ピザ自体は250ペソ、そこへ30ペソとか50ペソの具を好きなチョイスで追加していくシステム。

私はトマトとパイナップルをチョイス。
両方30ペソなので、ピザで310ペソ。

具をケチったらちょっとしょぼいのが出てくるかなと思いつつ、出て来たピザを見たらすごく美味しそう!
味も美味しくて大満足。

本当はこれにバジルも乗るはずだったんだけど、ピザ出てくる直前にないと言われた。
お会計にはその分もなぜか含まれてたけど、チップ代わりと思って払っといた。

1人では食べきれなかったので、2切れはテイクアウトして次の日の朝食に。

あと、マンゴーシェイクも。120ペソ。

クラウドナインの側で飲んだシェイクもそうだったけど、この島のシェイクは知覚過敏の人対応なのかしら。

全然氷が入ってない。

でもちゃんと食感がふわふわしてて美味しい。


そしてまたバイクタクシーで宿へ戻る。
彼の話だと、基本的に20ペソだけど、夜10時以降は夜間料金で30ペソになるらしい。




昨日とは打って変わって静かな宿の共用スペースで、潮風に当たりながらネットしていたら、雨が降り出した。


1週間前の予報で毎日雷雨予報だったけれど、結局心配をよそに、二日ともサーフィン出来た上に強い日差しでこんがり日焼けした。

フィリピンの予報はあまりあてにならない。



今日の同部屋の人はオランダ人の男性一人。

恒例の出身地の話で、私がヨーロッパに行きたい、というと、なんで?と聞かれて、綺麗だから、というと、彼はアジアの方が綺麗、ヨーロッパは何もない、と言う。

お互いの地域の褒め合い合戦。
無い物ねだり。

見たことのないもの、見慣れないものが見たくなるのは旅人の性なんだろう。





3日目、のんびり起きてシャワーして、10時に宿をチェックアウトして、宿が呼んでおいてくれたトライシクルで港へ出発。
トライシクルで走る田舎道、いい天気だし、のどかで、気持ちいい。

青い空に真っ白な雲、それからヤシの木。



ダパポートへ到着。

バイクタクシーでここから宿に行った時は200ペソだったけど、トライシクルだからか、300ペソだった。

シャルガオ(ダパ)からスリガオへのフェリーは10:30発と11:30発。

チケット売り場でチケット購入。

行きはトラベラーにしたから、20ペソだけ上乗せして、一番高いビジネスクラスにしてみた。


フェリーの中へ。

この日はすごく晴れてて、海が日光に反射してキラキラ輝いて綺麗。
カモメも飛んでる。

二階に、お菓子とか飲み物が帰る売店があって、小腹が空いたのでお菓子を買った。
二階のビジネスクラスの部屋は、行きで乗った一階のトラベラークラスより広々としてて、明るくて景色がいい。

まぁ行きは朝でどうせ外真っ暗だけど。

Wi-Fiが繋がらなくてスタッフに言ったら、直してくれて、久々にサクサク快適に繋がるネット環境。

島はやはりどこにいてもインターネットが遅い、もしくは繋がらない。




天気がよく、快適な気持ちのいい船旅は約2時間半かかり、スリガオに到着したのは14時頃。


スリガオからセブ行きの夜行フェリーは19時発なので、チケットだけ先に購入。



そして、どこか時間を潰してお昼を食べられる場所を探す。

暑い中とりあえずしばらく町をうろついてみたけど、何もない。

近くに協会あったから行ってみたらそれも開いてない。


そして英語が伝わらない。
まともに伝わるのは、小さなホテルの中の受付のお姉さんくらい。

お姉さんに聞いたら、この辺りにはカフェも何もない事がわかった。


この町には、ちょこっと高いけど雰囲気のいいお店、とか、需要が全くないのだろう。

街を歩いてよくわかった。

この町が私の日常だったら、と想像しながら、暑い中バックパック背負って、来た道を戻る。




そして結局、港の近くのローカルなレストランへ。

1組、欧米人カップルがいた。

ランチにシシグ食べて、シェイク飲んで時間つぶし。


途中、晴れたまま、すんごい通り雨が降った。



フェリー出港の1時間前にはポートへ戻り、スマホ充電したり、お土産や船の中で食べるお菓子買ったりして、6時半頃に船の中へ。

フェリーに乗り込み、自分の席というかベッドに行くと、今回は3階だった。

今度は下のベッドで、しかも上段には人が来ず、一角の空間を独り占め。
周りに人いなくて静かだし、すぐ横は海で涼しいし、なんだこの快適さ。

読書が捗る。

ほとんどの席は2階にずらーっと並んでるけど、早くにチケットを買っておいたからだろう。



7:05に船が動き出す。

雲が出てて星はあまりみえないけど、月がくっきりまん丸で綺麗。

船が動き出すと、うっかりタオルとか飛ばされそうなくらい結構風が強くて、肌寒い。
ここほぼ外だもんな。


途中、小腹が空いてカンティーンへ水と、質素なパンを買いに。

行きのフェリーで隣だった男の子が、カンティーンは10時頃で閉まって、3時?とかにまた開くと言っていた。



あまりに風が強くて、たまに起きたり寝たりを繰り返す。

気付くと外にセブの夜景が見えて、もうすぐ到着か、と思いつつ、また寝る。



結局、朝日の光に起こされたのが、すっかり到着してみんな船を降りた後の6時前頃。

もう流石に寝てる人はおらず、スタッフらしき少年達が掃除してたりベッドに横になってたりしてるだけ。


この後向かうセブの宿はアーリーチェックインにしてるけど、入れるのは6時半からだから、フェリーで起こさず寝させといてもらってありがたい。


降りた船の隙間から、綺麗な朝日が。

いやぁ、いろいろあったけど、天気の心配をよそに無事にサーフィン出来たし、のんびり自由な楽しい旅だった。


これだから一人旅はやめられない。





あゆみ


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